ROADSTER
ND5RC/NE5RC

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▶ コラム 揚力とダウンフォース

KABO1 SPORTS:
NDロードスターの「人馬一体」を空力で深化させる
KABO1 SPORTSのエアロパーツは、単なる機能部品ではありません。それは、あなたのNDロードスターを「高速域での圧倒的な安定性」と「見る者を魅了するスタイリング」を兼ね備えた、唯一無二の存在へと昇華させます。
NDロードスターが持つ「人馬一体」のコンセプトは、その理想的な前後重量配分と低重心設計によって実現されています。KABO1 SPORTSは、このクルマの素晴らしい基本性能をさらに引き出し、ドライバーがより安心して、そしてもっと愉しくコントロールできる領域へと導くことを目指しています。
そのこだわりは、目には見えない「床下の空気の流れ」にまで及びます。高速走行時、車体の下に流れ込む空気は、ときに揚力(車体を持ち上げようとする力)を発生させ、安定性を損なう原因となります。KABO1 SPORTSのエアロパーツは、この床下の空気を徹底的にコントロールすることで、NDロードスターの走行性能を飛躍的に向上させます。
KABO1 SPORTS独自の空力設計:
基軸3パーツが織りなす「高速安定性」
KABO1 SPORTSのエアロ思想の基軸となるのは、「高速走行中の揚力を抑え、同時にダウンフォースを確実にかける」という明確な目的です。この思想に基づき、特に重要な役割を果たすのが「フロントバンパー」「サイドステップ」「リアウィング」の3つのパーツです。
これらFRP製の各パーツは、見た目の美しさだけでなく、それぞれが計算され尽くした空力機能を持っています。
1. フロントバンパー:
圧倒的な冷却とダウンフォースの創出
KABO1 SPORTSのフロントバンパーは、ラジエーター冷却性を重視した3分割スタイルが特徴です。純正バンパーよりもタイヤを覆うデザインとすることで、走行抵抗となるタイヤへの直当たりを避け、空気抵抗の低減を促します。
さらに、左右の開口部から風を誘導し、渦風を前輪に向けて発生させる独自の工夫を凝らしています。この渦風は、タイヤハウス内の上部にかかる風を吸い出し、揚力の低減を促す効果があります。これは、自動車レースの世界でカナード装着によりフロントの揚力を抑える方法の一つとして利用されるメカニズムを、公道での安全性を考慮し、突起物ではなく窪ませた形状と風の跳ね返りを利用して実現した、特に大型の空力形状です。近年、世界中の自動車メーカーが高速時の揚力抑制に採用し始めている、最先端の空力デザインです。
そして、アンダー部には4つのスロープを設けることで、風の流速を速め、ダウンフォースの発生を促進します。この「重要5大形状」により、エンジンの冷却効率向上、奥までのアンダーパネルタイヤ前におけるベンチュリー効果誘発、そしてバンパー左右下部とアンダーパネルの一体化が実現されています。
開発中のこのFRP製アンダーパネル(写真参照)をご覧いただくと、その複雑かつ緻密な造形がお分かりいただけるでしょう。これは、単なる外観部品ではありません。
左右のタイヤ前には傾斜した通路を2連ずつ設置し、アンダーパネル先端からタイヤハウスまで最大限に距離を確保。ベルヌーイの定理を用いた流速差から路面への吸着効果(ダウンフォース)を生み出します。その風の動きを無駄なくできるようにフィンを仕切りとして設け、風の通りを確保。また、床下の風の流速を速くするように、アンダーパネルのセンター部では一旦軽く段を付け、風を後方へスムーズに送ることで、乱流の発生を抑制し、車体全体の空力バランスを最適に保ちます。
2. サイドステップ:
後輪の揚力を抑制し、流速を最適化
サイドステップは、特に後輪付近の揚力低減を目的として設計されています。
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スライダー形状: 動き出した風を包み込むように流す独自の「スライダー形状」を採用。これにより、フロア下からの風の巻き上がりを抑制し、サイドの風流速を向上させます。
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ジャッキ作業への配慮: 実用性も重視し、ジャッキアップ作業を考慮してステップ下面を逃がした構造となっています。
3. リアウィング:
本格的な翼型で剛性と整流を確保
リアウィングは、デザインを損なわない範囲で最大限にハイマウント化され、本格的な航空機にも採用される翼型のフラップ板を採用しています。
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ダウンフォースと整流: 剛性の確保と整流を目的とし、効率的にダウンフォースを発生させるとともに、車体後方の空気の流れを整えます。
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2段階設定可能: フラップは2段階の設定が可能で、使用状況に応じた最適な空力特性を選択できます。
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保安基準への適合: 保安基準であるハイマウントランプ5度視界も確保しており、安心して装着いただけます。
KABO1 SPORTSのエアロパーツは、これら基軸となる3つのパーツを揃えていただくことで、バランスの良い完全な一体型として機能し、コストパフォーマンスにも優れたご購入を実現しています。
究極のドライビング体験:
スタイリングと空力性能が織りなす「人馬一体の深化」
KABO1 SPORTSのエアロパーツを纏ったNDロードスターは、その瞬間に別次元のオーラを放ち始めます。
特に、フロントバンパーは、**「ノーズを低く、ワイド&ロー」**に見せることにこだわり抜きました。車体前面と下面にそれぞれ20mmの延長を施しながらも、保安基準上の車体寸法範囲内に留め、その中で最高のバランスを追求したデザインです。これは、単なる機能追求に終わらず、公道での使用を前提としたKABO1 SPORTSの細やかな配慮と、デザインへの高い美意識の表れです。この視覚的な変化は、低重心で幅広く見せることで、あなたのNDロードスターが秘めるポテンシャルを最大限に引き出し、まるでロードレースの主役のような、圧倒的な存在感を放ちます。
そして、この研ぎ澄まされたスタイリングの奥には、妥協なき空力性能が息づいています。フロントバンパー、サイドステップ、リアウィング、そして緻密に設計されたアンダーパネルが織りなす空力効果は、NDロードスターの軽快なフットワークを損なうことなく、高速域でのフラつきを抑制し、路面への吸い付くような安定感をもたらします。
KABO1 SPORTSのエアロを装着したNDロードスターは、時速80kmあたりから、その真価を発揮し始めます。この空力作用が働き始める領域に入ると、まず驚くのは、走行音自体の静寂化です。そして、速度の上昇とともに、走行の安定感が向上し、車体から伝わる振動が静かに収束していくのを感じられるでしょう。さらに、ステアリングを介して操舵するタイヤからのダイレクトな情報が、より鮮明にドライバーへと伝わります。その感覚はまさに、路面と一体になったような「レーシングカート」のようなダイレクト感。
ワインディングロードでのコーナリングは、より狙い通りに、より安心して駆け抜けられるようになり、高速道路での長距離移動も、これまで感じていた疲労感が軽減されるでしょう。
KABO1 SPORTSのエアロパーツは、単に「速くなる」だけでなく、ドライバーがNDロードスターのポテンシャルを最大限に引き出し、「よりアグレッシブに、そしてより安全に、自信を持ってドライビングを楽しめる」という、究極の「人馬一体」体験を提供します。それは、クルマとの対話が深まり、走るたびに新たな発見と喜びが生まれる瞬間を意味します。




